コミュニティ助産師育成支援 感謝賞受賞

2016年6月10日

ラゴス州政府は、母子保健向上のためには伝統的出産介助者の巻込みが欠かせないと認識しており、彼らの知識、技術を向上させるための研修を実施しています。一定の研修を修了すると、コミュニティ助産師として認定され、コミュニティでより質の高い助産サービスを提供することが期待されています。

プロジェクトもこの方針を後押しするかたちで、伝統的出産介助者の能力向上研修、コミュニティ助産師養成を支援してきました(コミュニティ助産師の育成(2016年4月4日)参照)。この功績が認められ、5月12日に開催されたコミュニティ助産師研修修了式典において、感謝賞を受賞しました。

式典に出席したアンボデ州知事は、伝統的出産介助者はコミュニティからの信頼が非常に厚く、保健システムのなかで大変重要な役割であることを強調しました。また知事は、革新的な調査研究や、研究開発を通して伝統医療のレベルをより一層押し上げていきたいとも述べました。この知事の言葉を受けるかたちで、受賞スピーチを行った川勝専門家が、コミュニティ助産師の安全性に関する調査研究の実施やモニタリング・評価方法に関する技術的支援の可能性を述べました。

この支援に対する州知事特別補佐官(プライマリ・ヘルス・ケア担当)や保健省次官からの反応は非常に前向きで今後具体化していきそうです。

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支援賞のトロフィー