第3回合同調整委員会(JCC)会合

2017年5月30日

5月30日に開催された第3回JCC会合には、本プロジェクトのディレクターである保健長官(HCH、州保健大臣に相当)及びプライマリー・ヘルス・ケアに関する州知事特別顧問(SA)を始め、州保健省のPS、保健計画・調査・統計局及び家族保健・栄養局の各ディレクター、ラゴス州プライマリー・ヘルス・ケア庁(LSPHCB)のPS(本プロジェクトのプロジェクトマネジャー)、地方政府保健医務官(MOH、本プロジェクトのフィールドマネジャー)、地区保健委員会(WHC)委員長、そして首都アブジャから連邦保健省FMOH及び予算・国家計画省の各大臣代理、JICAナイジェリア事務所長など計50名以上が参加しました。HCHとSAが同じ会合に出席する貴重な機会となったことに加え、プロジェクトのマネジメント全員が揃った会合となり、関係者のプロジェクトに対する強い熱意とコミットメントが感じられました。

プロジェクト及びWHCによるプロジェクトの進捗や今後の予定の発表を行った後、プロジェクトから調査研究及びプロジェクトの実施体制のプレゼンテーションを行いました。HCHを始め参加者から活発な質問やコメントがあり、プロジェクトに対する関心の高さが伺われました。また、カウンターパートであるLSPHCBの敷地内に設置したプロジェクトメイン事務所の2階をLSPHCBとの共有会議室とした上にカウンターパート執務スペースを設け、JICAとLSPHCBのパートナーシップの象徴である「JICA-LSPHCBパートナーハウス」として、4月4日に正式にオープンしたことを報告しました。

プロジェクトで行った伝統的産婆(TBA)の研修の有効性に関する調査結果から、研修を受けたTBAが知識や実践が向上しているものの、熟練介助者(SBA)と同格とみなされるほど知識・技術はない、という結論に至ったため、TBAによる出産介助に関するPDMの指標の改定案に関するプレゼンテーション及び議論を行い、改定の最終版について合意を得ました。

今回のJCCでは以下が承認・了承されました。
・インパクト評価のデザイン
・TBA調整グループの設置
・プロジェクト期間の7ヵ月間の延長(2018年12月18日まで)
・プロジェクト期間延長に伴う行動計画(POA)の改訂
・PDM 指標の改定
・JICA-LSPHCBパートナーハウス用バックアップ発電機の設置

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開会の挨拶を述べるHCH

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エティ・オサでのプロジェクトの経験を発表するWHC委員長

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集合写真