伝統的助産介助者からのレポートおよび患者照会に関連したデータ収集システム構築のための作業部会実施

2018年4月16日

プロジェクトでは、「伝統的助産介助者(Traditional Birth Attendant、以下TBA)からのレポートおよび患者紹介に関連したデータ収集システム」の構築を目指し、ラゴス州プライマリー・ヘルス・ケア庁、ラゴス州伝統医学庁、ラゴスメインランド及びエティ・オサ地方行政区保健チーム、行政区内のTBA協会との協議を2017年10月以降継続してきました(注1)。2018年3月からは、上記メンバーに加え、ラゴス州エイズコントロール庁、ラゴス州ヘルスサービスコミッション、ラゴスメインランド、エティ・オサ地方行政区保健チーム、同行政区内TBA協会委員長のほか、UNICEFやClinton Health Access Initiative(CHAI)などの国際機関等の関係者を加えた技術作業部会を編成し、数回にわたって会議を実施しました。

今回の会議では、プロジェクトのコンサルタントによって作成されたデータ収集システムのドラフトを関係者に共有しました。また、連邦保健省が作成した既存の報告ツール(他州において試行中)をラゴス州での使用に適するよう修正する作業も行いました。

5月には講師研修やこれら講師による伝統医学庁への登録済TBAと地域保健担当官(注2)に対する研修を実施予定です。作業部会では、その研修内容と研修後試行期間中のTBAのモニタリング方法についても議論しました。2018年6月末までに、本システム最終ドラフトを州政府保健省へ提出することを目標に取り組んでいきます。

(注2)CHOと呼ばれ、TBAを監督する立場の保健センター職員

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作業部会会議の様子

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システム概要についてプレゼンテーションを行っている現地コンサルタント

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会議中、今後の計画等について活発に意見が飛び交う