地区保健委員会のアクションプラン発表会

2018年6月6日

2018年6月5日、6日

地区保健委員会(WHC)が、地域の保健ニーズに気づき、保健スタッフとともに課題の原因を分析し、アクションプランを策定し、アドボカシーを行うための能力強化研修を、プロジェクトの支援により、2017年11月末から12月にかけて行いました(注)。

その後、2018年2月~3月には、WHCコミュニティダイアログを実施し、各コミュニティでのニーズを把握しました。4月には、そこで明らかとなったニーズに基づいてWHCがチームでアクションプランを策定し、各行政区の健康教育担当官が中心となりそのアクションプランを確認しました。そして、6月4日~5日には、エティオサ、ラゴスメインランド、ヤバの行政区合同で、各行政区医務官に提出されたアクションプランの発表会を実施しました。

各WHCの主要メンバー5名が協力し、発表のガイドラインに沿って、問題分析、問題解決のための介入、介入による裨益者、期待される成果、持続性、費用などを発表し、内容を競い合いました。中には、この発表会に備えて事前に練習をしていたチームもありました。

プライマリーヘルスケア庁の健康教育部長、各行政区の医務官、健康教育担当官、看護師長全9名が評価者となり、それぞれのWHCの発表を12の評価項目に沿って点数をつけていきました。各WHCチームの発表の後は、評価者から厳しい質問が飛び、WHCはそれに応答しなければなりません。発表後にプロジェクトスタッフが評価シートを集計し、1位から3位までのチームが賞品として液体石鹸1ダースを受け取りました。この取り組みは、モチベーションを盛り上げる良い企画となりました。プロジェクトは、発表された22のアクションプランのうち、12のプランの実施を7月中に支援する予定です。また、8月からは、同企画の第2ラウンドも予定しています。

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アクションプランの発表を行うWHCメンバー

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発表に耳を傾ける評価者たち

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発表者に質問を投げかけるヤバ行政区看護師長

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発表に対するコメントをするラゴスメインランド医務官