地区保健委員会のアクションプラン実施を支援

2018年7月31日

2018年6月に地区保健委員会(WHC)のアクションプラン発表会(注)を実施しましたが、7月には23区あるWHCから選ばれた12区のアクションプランの実施を支援しました。プロジェクトでは、アクションプランを実施するための調達方針を定め、その方針に沿って、各区が自分たちで調達を実施しました。プロジェクトは地方行政区(LGA)保健チームとともに、基本的なドキュメントの作成指導、調達の監督など実施を段階的に見守りました。また、LGAチームの健康教育担当官(Health Educator)が中心となり、SNS(WhatsAppグループ)を使用して各区の進捗状況を、写真を使用しながら逐一関係者と共有しました。7月中に11区が実施を終え、残りの1区も8月初旬には完了予定です。

8月下旬には第2ラウンドのアクションプラン発表会を予定しています。それまでに、WHCがコミュニティーからの意見の吸い上げ、問題分析、問題解決手段についての話し合い、アクションプラン作成及びアドボカシー活動を行うことになります。一連のサイクルの練習の機会を提供することが第一目的ですが、実際にサポートをうけるという成功体験をすることでWHCのモチベーションを高め、プロジェクト終了後も活動を継続してもらうという意図があります。WHCが今後、更に自立して地域保健活動の中心となって活動していくことが期待されています。

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PHCにきれいな水を提供すべく井戸を掘るプロジェクトを行っている区。地区保健委員長および行政区健康教育担当官が井戸を掘る業者と交渉しているところ。

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診察券、カルテ、それを保管するキャビネットをPHCに提供するプロジェクトを行った区。

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マットレス、寝具、テーブルと椅子をPHCに提供するプロジェクトを行った区。