第2回地区保健委員会のアクションプラン発表会を実施

2018年8月29日

2018年8月28日、29日

2018年6月に第1回目の地区保健委員会のアクションプラン発表会を実施し、7月に12地区で各自が計画立案したアクションプランが実行されました(注)。今回は、地区保健委員会23区を招集してプロジェクトでは最後となるアクションプランの発表会を実施しました。

発表会に先立ち、各地区では住民のニーズを把握し、アクションプランを立てるための住民対話が行われましたが、今回はプロジェクトの支援を得ずに自ら対話を計画、実行する姿を各地区で見ることが出来ました。

発表会では、プライマリー・ヘルス・ケア庁の健康教育部長代理、エティオサ、ラゴスメインランド及びヤバの地方行政区の医務官、健康教育担当官、看護師長7名が評価者となり、前回同様それぞれの地区保健委員会の発表を12の評価項目に沿って採点しました。地区保健委員会23区中1区が準備不足で棄権し、22区がプレゼンテーションを実施し、発表の後、評価者から厳しい質問に応答しました。地方行政区保健チームの側面支援により、全体的にアクションプランの内容やプレゼンテーションのレベルが向上していることを実感することができました。

2日間の発表会で、高得点を獲得した1位から3位までのチームは、賞品として液体石鹸1ダースを受け取りました。また、ベストプレゼンター12名には、賞品として液体石鹸1本ずつが贈与されました。また、今回選ばれた12区の地区保健委員会が9月中にアクションプランの実施する予定です。

1年以上にわたり、プロジェクトが地区保健委員会活性化のための支援を実施してきました。2回のアクションプラン発表会とその実施の機会を通して得た経験を生かし、今後も、地域住民と医療施設の架け橋となり、地域の保健課題を吸い上げ、そしてその課題を解決していく積極的な地区保健委員会として機能することを期待しています。

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プレゼンテーションの様子

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プレゼンターに質問を投げかける審査員

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ライマリーヘルケア庁健康教育部長代理から賞品を受け取るベストプレゼンター