保健ボランティアの再研修を実施

2018年10月18日

2018年10月9日から11日、16日から18日

プロジェクトは2016年5月よりエティオサ地方行政区で、そして2017年6月よりラゴスメインランドおよびヤバ地方行政区において、保健ボランティア(以下CORPs)による保健教育活動の支援を実施してきましたが、今回プロジェクトによるCORPsの活動支援が終了するにあたって、プロジェクト終了後も地方行政区保健チームと連携しながら各自が地域で保健教育を継続していけるよう、、3地方行政区のCORPs全員、および地区保健委員会委員長の計131名を対象にリフレッシュ研修を行いました。研修は、地方行政区保健チームが講師となり、COPRsが普段母親への保健教育を行う際に使用しているフリップチャートの内容に沿って、対話型セッションやデモンストレーションなどを取り入れながら実施されました。また、3日間の研修のうち、初日と最終日には知識テストを行いましたが、初日と比較すると平均10点以上のスコアの伸びが見られたほか、中には、満点をとるCORPsもいました。研修最終日には、CORPsおよび地区保健委員長に研修修了証書が渡されましたが、CORPsからは、「これまで誤解していたHIVの感染源や乳幼児の栄養について再認識することができ、大変役に立った」、「COPPsは地域のお母さんたちによく知られた存在になってきているため、プロジェクトが終了しても、地域での保健教育活動を継続していきたい」など、研修に対する前向きな意見を聞くことができました。

プロジェクトのCORPsによる保健教育活動支援は終了しましたが、今後は各地方行政区のサポートにより、健康教育活動が継続して実施されていくことを期待しています。

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プライマリーヘルスケア庁保健教育部長が参加者を激励

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正しい母乳の与え方についてのデモンストレーション

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前日に学んだことについて参加者全員でゲーム形式で復習

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ラゴスメインランド地方行政区医務官とJICA専門家より修了証書を授与