プロジェクト活動のその後

2019年3月29日

予約確認と未再来者追跡自動システム以外の介入については、2018年12月で支援は終了しましたが、それぞれの関係者の努力によって2019年3月時点で継続発展しています。

ラゴスメインランド行政区における、アクセスの悪い地域への(Har-to-Reach)アウトリーチは、2月まではWHOの支援にて、3月からは行政区の自己資金で継続中です。

また、同行政区における地域保健ボランティア(CORPs)による健康教育活動は、2018年12月に他開発パートナーの支援によって立ち上がった「Alive & Thrive」と呼ばれる栄養改善にフォーカスしたプロジェクトの活動の一環として取り込まれ継続中です。

地区保健委員会(WHC)の活性化のための研修は、UNICEFに引き継がれ、ラゴス州全体の河川周辺に広がるスラム地域に絞って、研修が拡大しています。プロジェクトが作成した研修用スライドおよび養成したファシリテーターが活躍しています。

伝統的助産介助者からのレファーラルおよび報告は、パイロット地区であるエティオサとラゴスメインランドにおいてそのまま継続中です。この活動は、世界銀行支援のSave One Million Lives(SOML)プロジェクトに取り込み、他行政区に広げていくことを現在検討中です。

このようにプロジェクトで行ってきた活動に意義を見出し、引き継がれていることは大変喜ばしい限りです。

LSPHCBは、JICAプロジェクトのこれまでの功績を称えて、3月28日に記念楯をチーフアドバイザーに授与しました。プロジェクトの活動のこれからの更なる発展を祈念して、プロジェクトを閉じます。

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LSPHCBの事務次官より記念楯を受け取る角井チーフアドバイザー