パナマ国における廃棄物管理業務の管理主体は、1999年の法律改正により国から各自治体に移管されているパナマ国の首都であるパナマ行政区(人口約70万人)においても、1999年から独力で廃棄物管理を実施している。しかし、移管当初は廃棄物管理に係る技術・知見を有した人材が乏しく、ごみ収集サービスが不十分であるため収集頻度の低い地区が存在したり、合理的な最終処分場の管理・運営ができないため非衛生的な埋め立てを行うなど、適正な廃棄物管理を実行できない状況であった。そのため、パナマ国は、我が国に廃棄物管理に係る開発調査の実施を要請した。JICAはこの要請に対し2001年11月から2003年3月に開発調査「…