パラグアイ国において政府は、貧困格差問題の是正に向け、セクター別(縦割り)且つトップダウンの行政による開発アプローチから、地域単位の開発アプローチへの転換を進めており、その方針に従い、政策・制度、経済・生産、社会・文化、環境の4つの視点を開発対象として共通性の高いと思われる地域を「テリトリー」として設定し、テリトリーに着目しつつ、それぞれの開発ニーズとその優先度に応じて、セクター横断的に開発を進める「テリトリアル・アプローチ」を適用した新たな農村開発アプローチの実施体制構築を目的とした支援を進めている。
本プロジェクトにおいては、イタプア県・カアサパ県の各2テリトリーをパイロ…