プロジェクト概要

プロジェクト名

(和) プライマリーヘルスケア体制強化プロジェクト(愛称:プロジェクト ニャンドゥティ)
(英) Strengthening of Primary Health Care System
(西) Fortalecimiento del Sistema de Atención Primaria de Salud

対象国名

パラグアイ共和国

署名日(実施合意)

2011年11月18日

プロジェクトサイト

カアグアス県

協力期間

2012年2月1日から2017年1月31日

相手国機関名

厚生省 プライマリーヘルスケア総局

背景

2008年8月に策定した保健医療政策「生活の質と平等な健康に向けた公共政策」の中において、第一次保健医療サービスへのアクセス改善が優先政策の一つとして掲げられました。
厚生省は、この政策に基づきプライマリーヘルスケア(以下PHC)総局を設置し、「家族保健」の概念に基づき、地域の予防と治療を包括的に行うPHCの強化に取り組んでいます。具体的には、地域住民3,500人から5,000人の健康を守る医師1名、看護師1名もしくは助産師1名、准看護師1名もしくは准助産師1名、保健推進員3名からなる家族保健ユニット(USF:Unidades de Salud de la Familia)を設置し、このUSFを中心に地域住民の保健医療施設へのアクセス改善を行うとともに保健医療サービスの質の向上を図ることを目指しています。
しかしながら、PHC実施のための規程やマニュアル、県レベルでの実施体制が整備されていないことやUSFの人材への教育・訓練が十分ではないこと、USFと地域病院等を含めた保健医療サービス機関の中で救急対応や患者の移送を含めた連携を行うための仕組みが整備されていないこと等、様々な課題に直面しており、これらの問題を総合的に改善するために、パラグアイは我が国に対してカグアス県を対象として、USFによって提供される地域保健サービスの体制強化を目的とした技術協力プロジェクトを要請しました。

目標

上位目標

対象地域において、母子保健水準が向上する

プロジェクト目標

対象地域において、USFを核とした保健医療サービス体制が整備される。

成果

1.厚生省において、保健医療サービス(USFを含む)におけるPHC体制が明確にされる。
2.USFの活動地域で、保健医療サービス機関及び行政機関の運営管理能力が向上する。
3.USFのサービスの質が向上する。
4.県レベルにおける救急連絡体制が確立される。

投入

日本側投入

長期専門家:チーフアドバイザー、地域保健、業務調整/組織強化 等
短期専門家:公衆衛生、看護教育、等
研修受け入れ:本邦研修、第三国研修
機材供与:PHC関連基本医療機材(母子保健、救急関連等)、車両等研修実施、教材作成等

相手国側投入

CPの配置、CP経費、プロジェクト事務所スペースの提供、事務所維持経費等

備考

「パラグアイ共和国プライマリーヘルスケア体制強化プロジェクト」の愛称「ÑANDUTI」とは現地のグアラニー語で、パラグアイ人の伝統的な「クモの巣模様に編まれた刺繍の織物」のことである。本プロジェクトは「人と人」、「組織と組織」とのネットワークを強くイメージさせるものであり、人々と保健システムを結ぶ包括的なプロジェクトであることから、ÑANDUTI(ニャンドゥティ)と言う愛称が付けられた。