プロジェクト概要

プロジェクト名

(日)産業界のニーズに応える高度技能人材育成プロジェクト
(英)Project for Developing Qualified Human Resources in response to the Needs of the Industries
(西)Proyecto de Formación de Recursos Humanos calificados para responder a la demanda del Sector Industrial

対象国名

パラグアイ

署名日(実施合意)

2016年2月23日

プロジェクトサイト

アスンシオン、サン・ロレンソ市

協力期間

2016年6月1日〜2020年12月31日

相手国機関名

労働雇用社会保障省職業訓練局

背景

近年、南米の経済大国ブラジルにおける人件費の高騰、複雑な税制、各種規制等が民間企業にとって大きな課題となっている。このような背景のもと、パラグアイにおける人件費や電力費等の各種コストの低さ、税率の低さ及び税制のシンプルさ、国内の保税加工業者(マキラドーラ)と彼らに資本財・原料などを輸出する国外の企業(マトリス)の契約の下で諸税の減免などの恩典を享受できるマキラ制度等の投資誘致政策、ブラジル市場へのアクセスの良さ等のメリットに着目し、日本企業を含む製造業関連の企業の中には、パラグアイに生産拠点を移すことに関心を示している。
しかし、パラグアイは伝統的に農業を主要産業としてきたため、製造業の発展が遅れており、産業人材不足が製造業の進出にあたって大きな課題となっている。
我が国は、パラグアイの産業人材育成支援に継続して取り組んできた。2005年から2007年には、労働雇用社会保障省職業訓練局(Servicio Nacional de Promoción Profesional:SNPP)を実施機関とする「地方中堅技術者訓練拡充計画」を実施し、パラグアイで初となる技術者育成のための短期大学の設立を支援した。同短期大学の卒業生は、産業界から高い評価を得ていたが、最近では、製造業の急成長に伴う人材の高度化及び多様化という需要を十分に満たせていない。
かかる状況下、パラグアイ政府は、産業界のニーズを満たす質の高い人材を育成するため、SNPPの現職指導員に対する研修実施体制の構築や民間企業人材を講師として活用した短期コース実施等の取り組みの支援を我が国に要請した。なお、パラグアイ政府は、本事業の実施にあたって、我が国が中南米諸国においてこれまでに育成した人材等の協力資産(特にブラジル全国工業職業訓練機関(Serviço Nacional de Apoio á Indústria:SENAI))を活用することを希望しており、域内協力の推進に資することも期待される。

目標

上位目標

SNPPが他の(モデルセンター以外の)SNPP職業訓練センターに、強化されたシステムを適用する。

プロジェクト目標

SNPPの職業訓練システムが産業界ニーズに沿った形で強化される。

成果

1. SNPPの管理運営とコース運営に係る官民連携メカニズムが強化される。
2. モデルセンターにおける組織運営能力が強化される。
3. モデルセンターにおいて工場管理の新たなITSコースとモジュールコースが運営される。

日本側投入(施設概要)

・専門家派遣
・ブラジル研修
・本邦研修(必要に応じて)
・訓練コースのための基礎的な機材/ソフトウェア(必要に応じて)
・プロジェクト活動実施に必要な現地活動費の一部