SENAVE研究所改築完成式典

2018年7月16日

2018年7月16日、本プロジェクト実施機関である国立植物・種子品質・検疫機構(SENAVE)における研究所改築完成式典が行われ、農牧省(MAG)大臣、SENAVE総裁、パラグアイ農業技術院(IPTA)総裁、ゴマ輸出協会(CAPEXSE)会長、アスンシオン大学関係者、JICAパラグアイ事務所長他、多くのプロジェクト関係者が出席しました。

同改築では主に残留農薬・マイコトイシン分析室の整備が行われました。さらに、同式典において、SENAVE研究所の新研究棟建設に向けたMAGからSENAVEへの土地譲渡署名式が行われました。新研究棟は2020年に建築される予定であり、より一層検査能力および規模の拡大が図られることが期待されます。

同式典では、MAG大臣他のスピーチが行われましたが、これまでのJICAのパラグアイに対する協力、ゴマを中心とした輸出農産物の安全性向上への支援に対する謝意が述べられると共に、2015年以降、同問題に取り組んでいるJICA専門家への感謝の言葉が伝えられました。また、SENAVE研究所所長からは、本プロジェクトが2017年12月に開始したことが紹介され、今後とも国際基準に沿った形で適切な検査を行い、日本市場で高い信頼を得ているゴマに留まらず、バナナなど他農産物も含めて輸出に貢献していく決意が示されました。

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祝辞を述べるJICAパラグアイ事務所の米崎所長

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SENAVE研究所新研究棟向け土地譲渡の書類に署名するMAG大臣。机の左側にSENAVE総裁

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改築されたSENAVE研究所 残留農薬・マイコトイシン分析室