短期専門家「残留農薬分析」2名着任

2018年7月24日

本プロジェクトにおいては、「小規模農家による輸出農作物の品質管理体制がバリューチェーン全体において改善する」ことを目標としていますが、そのためにはパラグアイにおける唯一の公的農産物輸出検査機関である国立植物・種子品質・検疫機構(SENAVE)の検査機能強化が重要です。

このような状況において、今回、厚生労働省のご協力の下、短期専門家「残留農薬分析I」として金濱愛専門家(神戸検疫所 輸入食品・検疫検査センター)が派遣されました。金濱専門家は7月3日から28日までの任期で、横山涼子専門家(横浜検疫所 輸入食品・検疫検査センター)は7月24日から8月18日までの任期で業務を引き継ぎます。

2人の専門家は、SENAVE研究所検査官への残留農薬分析に関する技術指導、使用機材の状況確認と適切な使用に関する支援、研究所の運営管理に関する技術指導と共に、今後の残留農薬分析に係る活動方針協議に加わります。専門家2人による活動はカウンターパートであるSENAVE研究所検査官の技術と意識の向上につながり、最終的には、SENAVEの輸出前検査に関する安全性確認の精度および効率の向上が期待されます。

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着任挨拶を行う金濱専門家(右端)。左隣はSENAVE研究所のグリシウク所長。