乾燥林マッピング手法研修を開催しました!

2018年7月25日

2018年4月16日のプロジェクトニュースでご紹介したとおり、ペルーの北部海岸地域に広がる乾燥林を対象に、技術的に難しいとされる乾燥林マッピングの方法論の開発を支援してきました。既存方法論の問題分析、詳細な現地踏査、改善方法論の開発などを経て、一年半以上をかけてようやく完成しました!

方法論とそれをもとに作成した地図(Lambayeque州)は、国家の正式なものとするためのパブリックコメントと精度計算を行っています。その後、正式にMINAM(環境省)のウェブサイトなどで公開になります。この方法論をもとに、隣接するPiura州とTumbes州でもマップ作成支援を進めます。

カウンターパートであるPNCB(環境省森林保全気候変動軽減プログラム)とSERFOR(林野庁)の2機関の職員に対して、上記方法論で使われているフリーソフト(QGIS、SNAPなど)を使った実地研修を7月にそれぞれ3日ずつ行いました。研修には4部局から、合計22名が参加しました。
プロジェクト終了後も、彼らが州政府職員の指導役となることが期待されます。

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研修の様子(SERFOR)

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研修の様子(PNCB)