2月2日って何の日?-世界湿地の日

2019年2月12日

「世界湿地の日」をご存知でしょうか。

湿地保全を目的としたラムサール条約(水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)が1971年2月2日に採択されたことを記念して、毎年2月2日は「世界湿地の日(World Wetland Day/Día Mundial de los Humedales)」とされています。この日にちなみ、2月2日の前後には、湿地を有する世界各国の行政機関や、NGOなどにより、湿地の価値・保全の重要性に対する認識を高めるための様々なイベントが開催されます。

ラムサール事務局のサイトに登録されている活動だけでも世界中で約1,000件もあります!

ペルーにも合計約6.7百万haにもおよぶ13のラムサール条約湿地があり、ペルーの貴重な生態系を育んでいます(あの有名なチチカカ湖もその1つです)。そこで、ペルーでも世界湿地の日には環境省等の行政機関により普及啓発活動が行われています。

プロジェクトと湿地の関わりといえば、これまで紹介してきた浸水林マッピングの方法論開発。湿地林分布の正確な把握への技術協力を通じて、湿地の保全や持続的な利用への貢献を目指しています。ということで、プロジェクトも湿地の価値に関する普及啓発活動に貢献するため、ペルーの環境省と農業灌漑省が共催の世界湿地の日イベント「湿地写真展」の開催を支援しています!

写真展は、2月6日~28日まで、今年100周年を迎える国立歴史自然博物館(Museo de Historia Natural)のギャラリーで開催され、プロジェクトの調査で撮影された浸水林の奥地の様子が展示されています。2月15日には、プロジェクトによる特別スライドショーを行い、浸水林に関するプロジェクト活動を一般の方々に向けてわかり易く説明します。もし開催期間にリマにいらっしゃいましたら、ぜひ足を運んでみてください。

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写真展開始式の様子(左:農業灌漑省 林野庁(SERFOR)庁官、右:博物館館長)

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写真展の様子

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写真展の様子

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写真展の様子