プロジェクト概要

プロジェクト名

(和)責任ある漁業のための零細漁民研修プロジェクト

対象国名

ペルー

署名日(実施合意)

2006年12月22日

協力期間

2006年12月22日から2011年12月21日

相手国機関名

(和)生産省漁業庁、パイタ水産研修センター

背景

ペルーにおいてアンチョビは最大の水産資源であり、総水揚量の90%を占め、2005年の漁獲量は1000万トンを超えるが、その99%は魚粉生産に使用されている。一方、ペルー山岳地帯には今なお貧困層が多数存在し、タンパク摂取が不足している中、アンチョビは食用として用いられてはいない。

本プロジェクトは零細漁民の能力強化とアンチョビ漁獲・流通、製品プロセスの適正化を図り、アンチョビの食糧としての直接消費を促すことを目的としている。これはアンデス地方の貧困層のタンパク摂取源として、食糧安全保障へも貢献することにもなる。

目標

上位目標:

アンデス地方の貧困地域住民に対し、アンチョビ消費量を増加させることによって栄養改善を行う。

プロジェクト目標:

アンチョビ食用化に向けて漁獲、加工、流通面での民間セクターの参画を促進しつつ、政府の食糧計画と栄養改善計画を通して、アンデス地方の貧困地域住民の栄養源としてのアンチョビ消費量を増加させる。

成果

  1. アンチョビ直接消費のための漁法を適用する。漁法は、零細漁民が所有する漁船の漁獲能力に適したものとする。
  2. アンチョビ直接消費のための、船上での保存方法及び取り扱い方法を適用する。
  3. アンチョビ製品の加工者が、水産物製品の衛生規則に従いつつ、低コストのアンチョビ保存方法及び加工手法を使用する。
  4. Comedores Populares、School Breakfast等の食糧・栄養プログラムが動物性タンパク源としてアンチョビを恒常的に使用する。
  5. 人々がアンチョビ製品の栄養的な価値と保存方法の特徴を認識し、主婦が栄養バランスのとれた、アンチョビ製品をを使った食事のレシピを知る。

活動

1-1
アンチョビ直接消費のための漁法を策定する
1-2
直接消費を目的としたアンチョビ漁法の零細漁民への研修を行う
2-1
直接消費を目的としたアンチョビの船上での保存方法と取り扱い方法を策定する
2-2
直接消費を目的としたアンチョビ漁法のモデル船を設置する
2-3
直接消費を目的としたアンチョビの船上での保存方法と取り扱い方法に関し、零細漁民を対象として研修を行う
3-1
ITPにより開発された船上でのアンチョビ保存方法と取り扱い手法、及びアンチョビ製品のコスト削減法と競争力強化法に関し、アンチョビ加工会社に向けてオリエンテーションを行う
3-2
水産製品に関する衛生規則の遵守状況及び製品の品質についてモニタリングを行う
4-1
アンチョビ利用に関し食糧プログラムと栄養プログラムにおける製品購買責任者及び食糧プログラム組織に対して研修を行う
4-2
栄養改善計画の一環としてのアンチョビ製品の購入のため、地方行政予算確保の継続的調整
5-1
ローカルコミュニティーに対して、栄養バランスとアンチョビ消費の利点についての啓発・プロモーションキャンペーンを行う

投入

日本側投入:

  • 長期専門家1名 3年
  • 短期専門家2名
    • 食用アンチョビ漁業指導 2ヶ月×2年
    • 参加型計画/評価 1ヶ月
  • 国内研修
  • 現地業務費

相手国側投入:

  • C/P(生産省、CEP-Paita、IMARPE、ITP)