橋梁補修フィールドトレーニング実施

2017年10月16日

DPWH技術者への橋梁補修技術の普及促進を図るため、橋梁補修パイロットプロジェクトを全リージョンにおいて実施中です。パイロットプロジェクト実施にあたり、プロジェクト専門家とカウンターパートは、現地リージョン技術者と一緒に、対象橋梁の選定、補修工法の選定を行い、補修工事契約手続き、工事施工管理、工事完了後のモニタリング等の支援を行っています。また、補修工事実施中に、専門家が支援しながらカウンターパート中心に、フィールドトレーニングを行い、参加者へ補修技術移転を図っています。

フィールドトレーニングは、3日間で実施しており、1日目(橋梁補修技術講義)、2日目(現場での実技研修)、3日目(討議、参加者によるプレゼンテーション)で構成されています。講義では、プロジェクトにおいて整備した橋梁補修マニュアルを使用して損傷の原因、補修対策工法等を学びます。現場では、補修工事を実施している橋梁において、補修施工方法等を学びました。最終日は、現場で学んだ補修技術について参加者をグループごとにテーマを決め、プレゼンテーション、補修技術についてのディスカッションを行い、より深く補修技術の理解を図っています。参加者からは、補修に関する多くの質問があり、有意義な研修となっています。このトレーニングは、2017年、2018年パイロットプロジェクト実施中に全リージョンで実施する予定です。

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第1日目(橋梁補修フィールドトレーニングでの講義)の様子

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第2日目(橋梁補修パイロットプロジェクト現場での補修技術訓練)の様子

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第3日(グループごとに現場補修プレゼンテーション準備)

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第3日(グループごとプレゼンテーション発表)の様子