第1回特殊橋梁補修パイロットプロジェクトOJT実施

2017年11月15日

2017年9月6日から9日まで、第1回特殊橋梁補修パイロットプロジェクトOJTを、リージョンVII(セブ)の第1マンダウエ・マクタン橋にて実施しました。第1マンダウエ・マクタン橋は、マクタン島とセブ島を結ぶ橋で、1972年、総延長860m(鋼トラス橋368m含む)完成しました。完成して45年経過し、橋梁点検した結果、海中部の橋脚基礎が海水による影響で、大きな損傷を受けていることが判明し、当プロジェクトのパイロットプロジェクトとして補修工事を行っています。海中部基礎補修には、特殊材料(海中エポキシ樹脂)を使用し実施しました。

今回、DPWH技術者へ特殊橋梁補修技術移転を図る目的で、補修工事現場を活用し、OJTを実施しました。OJTは、リージョンVII管内の技術者60名、カウンターパート等関係者25名、総勢85名が参加し2日間(1日:補修技術に関する講義、2日:補修現場・討議)で実施しました。OJT準備、運営は、DPWHカウンターパート自らが実施し、専門家は、カウンターパートを支援しながら実施しました。現場研修後の討議では、参加者から様々な質問、コメントが出され、充実した研修となりました。

今後、他の特殊橋梁補修パイロットプロジェクト現場においても同様のOJTを実施し補修技術の普及促進を図っていく予定です。

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第1マンダウエ・マクタン橋

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橋脚基礎下面損傷状況

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講義を受講している参加者

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カウンターパートによる講義

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補修現場までボートで移動する参加者

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補修現場において補修方法の説明を受ける参加者

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それぞれ補修材料を攪拌し使用する。

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損傷した鉄筋を除去し、新たに鉄筋が追加される。

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ポンプを使用して補修材料を橋脚基礎へ圧送し充填する。