プロジェクト概要

プロジェクト名

(日)生物多様性保全のためのPNG保護区政策強化プロジェクト
(英)The Project for Biodiversity Conservation through Implementation of the PNG Policy on Protected Areas

対象国名

パプアニューギニア独立国

署名日(実施合意)

2014年12月10日

プロジェクトサイト

対象保護区及びコイアリ市(生計向上活動関連)

協力期間

2015年6月14日から2020年6月13日

相手国機関名

PNG環境保護・保全公社(CEPA)

背景

パプアニューギニア独立国(以下、「PNG」)は世界で最も豊かな生物多様性を有する地域のひとつである。同国の人口約730万人の8割以上が村落部に居住しており、彼らの日常生活や日々の生計は、依然として自然生態系に依存している。

PNGはNGOのConservation Internationalが選定している、生物多様性が特に高い17の国(17 Megadiverse Countries)の1つであり、固有種の数に関して世界で6番目に生物多様性が高い国とされている。豪州外務貿易省によると、PNGには世界の1%以下の土地に、世界の5%の生物種が存在するとされている。

同国の憲法では、自然資源及び環境を国民と将来の世代のために保全・利用することが明記されており、2007年には国家生物多様性戦略(以下、「NBSAP」)及び行動計画を制定している。しかしながら、関係政府機関や地域住民など関係者間の連携が弱いこと、政府機関の資金・能力が十分でないことから、戦略・計画に位置付けられた各種施策の実施が不十分である。具体的には、土地利用計画作成の過程における保全区域と利用区域の明確な区分手順が未整備であることや、保護区が小規模かつ分散しており、高い生物多様性を維持するには十分ではないことなどが挙げられる。

本事業は、PNGの陸域及び海域における保護区管理(及び設立)のモデルの構築及び国レベルのガバナンス・管理方法の強化を通じ、保護区に関する国家レベルのガバナンス及びPNG保護区政策(以下、「PPA」)に沿った、モデル保護区における地域住民との自然資源の持続的管理の強化を図り、もってPNGにおける保護区のネットワークの効果的な管理に寄与するものである。

目標

上位目標

プロジェクトにより展開される保護区管理(及び設立)モデルの適用により、保護区のネットワークが効果的に管理される。

プロジェクト目標

プロジェクト目標:PNG保護区政策(PPA)に従った保護区管理の国家レベルのガバナンス強化と、モデル保護区における地域住民との持続的な自然資源管理の強化を通じて、CEPAの実施能力が強化される。

成果

1.保護区ネットワークのための国家レベルのガバナンスと、管理手法が強化される(例:PPA行動計画、国家保全審議会(NCC))。
2.PPAに従って、バリラタ国立公園が陸域保護区の管理モデルとして強化される。
3.PPAや関連法令に従って、新たな海域保護区の設立モデルが構築される。
4.プロジェクト関連情報の発信により、生物多様性保全のための広報・啓発が改善される。

投入

日本側投入

専門家(チーフアドバイザー/生物多様性保全、生物多様性政策/保護区管理、自然資源管理/生計向上、生物多様性情報管理/GIS/リモートセンシング)、研修、資機材(車両、その他プロジェクト活動に必要な資機材)

相手国側投入

カウンターパート(プロジェクト・ディレクター、プロジェクト・マネージャー、その他職員)、執務スペース、その他必要な設備、プロジェクト経費