第4回グローバル保健人材フォーラム準備ワークショップ開催

2017年8月10日

2017年8月7日から10日

保健人材に係る課題やグッドプラクティスを世界的に協議する国際会議として、2017年11月13日から17日までアイルランド国ダブリン市で第4回グローバル保健人材フォーラムが開催されます。RVT2010が当該フォーラムに参加するため、それに向けた準備ワークショップが2017年8月7日から10日までセネガル国ダカール市にて行われました。

今までRVT2010はJICAおよびNCGMの支援を受けて、第2回フォーラム(2011年タイ国バンコク市)、第3回フォーラム(ブラジル国レシフェ市)のサイドイベント(サテライトミーティング)を企画してきました。第4回フォーラムではサテライトミーティング(1時間半)だけでなく、ブースの設置も予定しています。今回は加盟国13か国中10か国の保健省人材局長が参加し、ダカール市内のホテルにて、フォーラムに向けた準備ワークショップとして、サテライトミーティングの発表内容(ビデオ、プレゼンテーション、パネルディカッション)に関する協議、加盟国13か国の保健人材状況分析報告書の内容確認、そして、日本からの運営指導調査団(JICA相賀専門員、NCGM藤田医師、NCGM及川保健師)を交えた今後の組織の方向性の協議を4日間にわたり行いました。サテライトミーティングでは、「アフリカでの保健人材の僻地定着政策」をテーマにして、1)セネガル国ケドゥグ州で撮影された保健人材の僻地事例ビデオ、2)RVT2010紹介、3)セネガルで実施された僻地保健人材調査研究発表、4)実際の加盟国での保健人材の僻地定着への政策事例共有、4)RVT2010,WHO, APHRH(注)でのパネルディスカッションという枠が合意され、開催まであと3か月準備を進めていくことになります。

一方、運営指導調査団とRVT2010の協議ではプロジェクト終了(2019年3月)後のネットワークの持続性に焦点が置かれ、JICAおよびNCGMだけでなく、支援ドナーの多角化を目指し、1)RVTの改称、2)RVTの法人格登録促進の方向性が出されています。

(注)アフリカ保健人材プラットファーム(African Platform on Humain Ressources for Health、ウガンダ国カンパラ市に事務局を置く。

文責:専門家(業務調整)岡安利治

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開会式 JICAセネガル事務所森谷所長挨拶

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参加者集合写真