民間企業との連携を進めています（在職者向け研修）

プロジェクトでは、セネガル日本職業訓練学校（CFPT）が、民間のニーズに応えた人材育成を行うために、民間企業と連携して様々な活動を展開しています。

在職者向け研修

CFPTでは、民間企業のニーズに応じて企業の職員向けの研修を企画・実施しています。学校がなぜ企業に対して訓練を行うのか？と疑問に思われるかもしれませんが、現場で働いている人々が新しい技術を学ぶ必要性は高く、CFPT指導員はそうしたニーズに応えなければなりません。また企業向けの研修はCFPTの財源確保にもつながります。2018年の上半期では、5件の在職者向けの研修を実施しています。

2018年2月12日から3月15日にかけて、国際的な港湾運営会社であるDubai Ports World（DP World）社の社員に対し、油圧（監督者向け1週間、一般技術者向け1週間）・メカトロニクス（監督者向け1週間）に関する研修を行いました。油圧式ポンプの分解・組み立てを実際に行うなど実践的な授業を通じて、現場で使用する機械のメンテナンス能力を上げることが狙いです。DP World社から提供された、一部の部品が破損したギアポンプを用いて、分解・組み立ての実習を行いました。寄贈されたポンプは、今後はCFPTの訓練生向けの授業でも活用されることとなります。このように、CFPTは地元の民間企業と長期的なWin-Winの関係を築いていくことを模索しています。