PARSS2の5S活動

2019年5月23日

PARSS2では、2016年より8つの直接介入州(ダカール州、ティエス州、ファティック州、カオラック州、タンバクンダ州、ケドゥグ州、サンルイ州、ジガンショール州)の保健センターの職場環境とサービスの質の改善を目的として、5Sに関する活動を行っています。具体的には、5Sの導入、継続を支援するためガイドラインの改訂、研修の実施、スーパービジョン/モニタリングを行っています。

5Sとは、「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」の各ステップの頭文字をとって名付けられた標語です。元々、日本の産業界で開発された職場環境改善および品質管理の手法で、資源が限られた医療施設において、保健医療サービスの質の改善のため各国で実施されています。

表1のように、フランス語でも各ステップのSの頭文字の標語があり、セネガルでも5Sという標語は広く知られています。

【画像】表1:各Sの呼称とその意味(参考:5S-カイゼン-TQM手法導入ガイド)

これまで、4つの保健センター(カオラック州ギンギネオ保健センターとカオラック保健センター、ジガンショール州ジガンショール保健センター、ティエス州プー保健センター)での5S研修や、ギンギネオ保健センターでのスーパービジョン、各州の保健センターの代表者が集まり5Sの実施状況を報告し、今後の対策を検討するレビュー会議を、カフリン州、ファティック州の2州で実施しました。

【画像】

カフリン州レビュー会議 保健省、カオラック州、カフリン州の関係者が集まり現状や課題を共有した。

【画像】

ファティック州レビュー会議 保健省、ファティック州の7保健区の関係者が5S活動の改善のために議論している様子。