シエラレオネ共和国では1991年から政府軍と反政府勢力との戦闘が続いていたが、1999年より国連派遣団(UNAMSIL)監督下でDDR(元兵士の武装解除・動員解除・社会復帰)が進められ、2001年5月に政府と革命統一戦線(RUF)との間で停戦合意が成立してからは、社会・経済・治安状況は都市部を中心に徐々に回復している。2007年8月には大統領・議会選挙が成功裡に行なわれコロマ新大統領が誕生し、内戦終結以来、初の民主的政権交代を果たした。
熱帯雨林気候帯にある同国は、肥沃な土壌と豊富な雨量・日射量に恵まれ、稲作を中心にキャッサバやナッツ、サツマイモなど多くを栽培する農業ポテンシャル…