現場の様子:健康推進員と村落保健委員を対象とした研修の実施(その2)

2018年4月16日

3月12日~20日 マキラウラワ州アロシにて研修を実施

ウラワ島で実施した研修と同様のものを、今回はアロシ地域で実施するため、キラキラから北西方向に穴だらけの道路を進んでいくと…

【画像】牽引用ロープを取り付けたトラック

プロジェクトで借り上げていたトラックが川を渡ることができず水没。やむを得ずプロジェクトのピックアップトラックで引っ張り上げることとなった。

そして、また、いくつかの川を越え… その先に待っていたのは、壊れた橋。

橋の横には迂回路があるが、トラックの運転手はこの水量では渡ることは危険と判断。借り上げたトラックではこれ以上進むことができないため、河の反対側に来たトラックと交渉し、ここから先は別のトラックで移動することになった。

【画像】研修用の荷物を移動するプロジェクトスタッフ

やっとの思いで、研修を実施するアシマニオハという村に到着。

しかし、更に。翌日も困難が。

参加者を迎えに行く途中でプロジェクトのピックアップトラックが溝に落ちてしまった。近所の住民に助けてもらい、2時間以上かけてやっと脱出することができた。車が近くを通ったら引張りあげてもらおうと考えていたが、通りかかった車は一台もなかった…。

【画像】写真右側は川。地面が削られてしまっているため、少し左に避けたところ、溝にはまってしまった。

多くの困難を乗り越えて、アロシ地域での研修を実施。

【画像】マンタライビア村活動計画の発表

【画像】スプスプガーデンの演習の様子

3週間にわたる今回の出張は、雨に阻まれ体力的にも精神的にも限界に近かったのではないかと感じるが、ソロモンのカウンターパートは逞しい。マキラ・ウラワ州保健局のスタッフが中心になり、保健省スタッフ、マキラ州農業局農業普及員、プロジェクトの専門家・スタッフが協働することにより、チームワークで最後まで乗り切ることができた。