スーダン共和国では、20年以上にわたる政府とスーダン人民解放運動との間で内戦が続き、2005年1月の南北包括的和平合意(CPA)の締結の後、南部スーダンは暫定政府を樹立した。その首都となったジュバでは国内外からの帰還民により人口が急増し、現在では30万人から40万人程度と推計されている。しかし、都市インフラについては、内戦の影響で維持管理がほとんど行われてこなかったため、多くの施設が老朽化しており、住民へのサービス提供機能が著しく低下している。
ジュバの上水道施設は、1930年代に建設され、1970年代までは施設更新等も行われてきたが、内戦中はその他の都市インフラ同様に維持管理は…