南部スーダンは、北部スーダンとの間で結ばれた包括和平合意に基づき行われた住民投票での結果を受けて、2011年7月9日、南スーダン共和国として独立した。近年、同国の首都ジュバでは、急速な都市化における経済発展や人口急増によって、環境汚染、生活環境の悪化が喫緊の課題となっている。 廃棄物管理分野においては、収集システムが確立しておらず収集車両も不足しているため、一部のマーケットやホテルなどの事業所を除いては、定期的な収集は行われていない。そのため廃棄物が街のいたるところに不法投棄されており、感染症等への罹患リスク増大が懸念される。 また、ジュバ市の中心から南西に13kmほど離れた場所に…