道路清掃キャンペーンが盛り上がっています

2012年6月17日

ジュバ市の道路はゴミや土砂が堆積しているため、車線幅が狭まり渋滞や交通事故の要因となっています。また、排水溝の詰りにより雨水が排水されず車両走行上支障を来たし、さらに近隣の住宅に流れ込むなどの問題に直面しています。道路の点検や清掃といった日常管理の重要性が十分に理解されていなかったこと、道路清掃を実施すための適切な機材が整っていなかったことから、これらの問題はこれまで放置されていました。プロジェクトでは、まず日常管理ができるレベルまで道路をきれいにすることを第一目標に取り組みました。

プロジェクトでは道路用地の有効利用を活動の一つとしており、道路利用マナー向上や道路環境改善に係る我が国の地方自治体による住民や企業と協働による取り組みをカウンターパートに紹介しました。

当初、C/Pである州政府の呼び掛けのもと地元小学校の協力を得て、自分たちの学校近くの道路で試行的に始めた道路清掃活動でしたが、これが徐々に反響を得て、概ね2週間に1校のペースで活動を展開しました。一方、州政府のワーカーが実施する道路清掃は毎日実施するようにしました。この活動をきっかけに6月17日にはジュバ市役所、エリトリア人コミュニティ、セントラルエクアトリア州インフラ省(MoPI)、JICAが共同で道路清掃イベントを開催し、100台以上の重機を導入してジュバ市内の道路上に放置されていたゴミ山を一掃するなど、大々的なキャンペーンとして広がりつつあります。このオープニングセレモニーではジュバ副市長のDavid Lokonga氏から「我々の未来である子供たちに綺麗なジュバを残そう。我々の手でできることを示そう。」とのコメントがあり、JICAが紹介した道路清掃キャンペーン活動への高い期待と評価が述べられました。

JICAでは、今後の活動にも使用できる安全ジャケットと手袋の購入・貸与を通じて活動をサポートするとともに、カウンターパートやジュバ市と協力して道路環境改善に向けて活動を進めています。

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道路清掃キャンペーン第1回目(SADAKA Primary School、5月26日)JICAは供与機材を用いて州政府による道路清掃キャンペーンを技術的に支援しました。小学生が道路清掃を体験することにより、道路利用のマナー向上の広まりを狙ったもので、合計200人の小学生と教員が参加しました。

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道路清掃キャンペーン第1回目(SADAKA Primary School、5月26日)道路上には長期間放置されていたペットボトルが山積になっていました。約1kmの道路を清掃したところ、ゴミは4トントラック1台分におよび、ジュバ市の指定するゴミ捨て場に廃棄しました。小学校と協力した清掃キャンペーンは現時点で3校となりました。今後も継続する予定です。

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道路清掃キャンペーン第1回目(SADAKA Primary School、5月26日)このキャンペーンに地元テレビ、ラジオ、新聞が取材に訪れました。Mohammed Alhaj市長、David Lokonga 、Emmanuel Matayo Wani州政府インフラ省次官らがインタビューに答えています。

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MoPIワーカーによる道路清掃の開始(5月31日から)州政府インフラ省には約400人のワーカーが登録されています。ワーカーは帰還兵や主婦がほとんどですが、仕事が適切に与えられていない状態でした。プロジェクトではこのような道路清掃を定期化することを試みています。

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MoPIワーカーによる道路清掃の開始(5月31日から)長年放置されていた土砂はアスファルト舗装の上で固まっていました。本来4車線の道路も2車線でしか使用されていません。JICAで提供したツルハシやスコップを用いてこれらを除去しました。一旦、土砂を除去し道路が綺麗な状態になれば、その後は簡単な定期清掃により良い状態を保つことが可能になります。

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MoPIワーカーによる道路清掃の開始(5月31日から)道路清掃後です。排水溝の間口はJICAが供与した噴霧器で土砂を取り除きます。道路は元通り4車線に戻り、歩行者も自動車も利用が可能になりました。

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ジュバ市、エリトリアコミュニティ、インフラ省、JICA共催道路清掃キャンペーン(6月17日)ジュバ市の路上に放置されたゴミは交通の障害になっているだけでなく、火災や衛生面においても問題になっています。エリトリアコミュニティが重機、ジュバ市が燃料、インフラ省が計画、JICAは労働者の安全チョッキ(写真)等を提供しキャンペーンを実施しました。

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ジュバ市、エリトリアコミュニティ、インフラ省、JICA共催道路清掃キャンペーンの現地マスコミによる取材風景。(6月17日)