プロジェクト概要

プロジェクト名

(和)ジュバ市持続的な道路維持管理能力強化プロジェクト
(英)The Project for Capacity Development on Sustainable Road Maintenance and Management in Juba, South Sudan

対象国名

南スーダン

署名日(実施合意)

2011年7月4日

プロジェクトサイト

ジュバ市

協力期間

2011年9月1日から2014年3月31日

相手国機関名

道路橋梁省、中央エクアトリア州インフラ省

背景

南スーダンにおいては長年の紛争により道路の維持管理が適切になされてこなかったため、首都ジュバ市内においても道路の凹凸が激しく円滑な交通の妨げとなっている状況にある。国内の幹線道路の整備は道路橋梁省(Ministry of Road and Bridges)が所掌し、ジュバ市内の道路整備は中央エクアトリア州インフラ省(Ministry of Physical Infrastructure:MoPI)の担当であるが、両者共に、道路事業実施の企画と設計、建設に係る契約・監督及び直営の場合の工事施工に関する能力が不足している。更には、道路行政に関する政策、規則、マニュアル、ガイドライン等も整備されていない。

MRBは、2011年7月9日の独立後、旧道路交通省(Ministry of Transport and Roads:MTR)から分離した省であり、米国開発庁(以下USAID)及び世界銀行(以下世銀)等のドナーによる支援の下、道路行政に関する政策や規則の整備に向けた議論を進めている。一方、現在実施中の案件、「ジュバ市持続的な道路維持管理能力強化プロジェクト」では、主に技術面の能力向上に主眼を置き、C/PであるMRB及びMoPI両省の道路・橋梁局の行政官や技術者に対する道路維持管理業務サイクルを構築するための能力向上を通じて、組織内における1)点検 2)計画 3)維持/修繕のサイクルの確立を図り、ひいては南スーダン全域の道路の安全かつ持続的な維持管理に寄与することを目的として、2011年10月より実施されている。

目標

上位目標

南スーダン全域の道路が、安全かつ持続的に維持管理される。

プロジェクト目標

点検・計画・維持/修繕のサイクルが確立される。

成果

  1. 道路インベントリーが作成され、道路状況を正確に把握するための点検がMRB/MoPIにより行われる。
  2. 適切な道路維持管理/修繕計画が、MRB/MoPIにより策定される。
  3. 道路管理がMRB/MoPIにより適切に実施される。
  4. 道路維持管理計画に基づいた安全な車両走行を可能とする道路の維持/修繕作業が、MRB/MoPIにより実施される。

活動

1-1
ジュバ市内C3道路内側の幹線道路の測量・点検を行う。
1-2
測量・点検結果を道路インベントリーとしてコンピューターベースで記録・保存する。
1-3
測量・点検・インベントリー作成およびデータ管理に必要な知識、方法についてコンサルタントから指導を受け、その手順をマニュアル化する。
1-4
MRB及びMoPI職員が独自で点検を行い、結果を道路インベントリーとして継続的に監理する。
1-5
南スーダンの幹線道路を対象に、MRB及びMoPI独自で予算要求・確保を行い、これに基づき実施計画を立案し、継続的なインベントリー整備を行う。
2-1
道路維持管理/修繕の計画に関する、MRB 及びMoPIの技術者のキャパシティアセスメントを行う。
2-2
道路の健全度、重要度に応じた道路維持/修繕の優先度の策定、道路維持管理計画策定について講義を行う。
2-3
道路維持管理/修繕に必要な標準工事原単価(案)、道路維持管理優先順位(案)を策定する。
2-4
優先事業について予算執行計画を含めた道路維持/修繕計画をMRB 及びMoPIスタッフ独自により策定する。
2-5
パイロット事業における実施箇所及び維持管理/修繕工法を選定する。
2-6
上記の活動を集約し道路維持管理予算計画策定に必要な手順をマニュアル化する。
3-1
道路の種別毎の道路用地幅を確定するための管理図を作成する。
3-2
道路用地を適切に管理するよう広報活動などを行い、道路用地内の占拠を軽減する。
3-3
軸重計により過積載の状況を把握する。
3-4
交通量の状況を把握する。
4-1
維持/修繕、機材操作/管理に関する、MRB及びMoPIの技術者のキャパシティアセスメントを行う。
4-2
パイロット事業を通じ、維持/修繕に関する実習を行う。
4-3
維持/修繕、機材操作/管理に必要な知識、方法についてコンサルタントから指導を受け、その手順をマニュアル化する。
4-4
道路維持管理担当部局の組織的改善を、コンサルタントから指導を受け構築する。
4-5
道路維持管理契約の標準契約書および技術仕様を策定する。

投入

日本側投入

専門家派遣、機材整備、パイロット事業実施費用(一部)、本邦研修

相手国側投入

人員(C/P)の配置、執務スペースの提供、プロジェクト実施予算(MRB、MoPI職員給与、管理経費、パイロット事業における傭人費等)