SSTVRエンジニア・チーム、第2期活動開始

2013年9月11日

東京から室井専門家(機材管理担当)がジュバに到着、南スーダンTV・ラジオ(SSTVR)のエンジニア・チームの第2期活動が本格的に始動した。9月11日午前10時、SSTVRエンジニア・チームのメンバーが、JICAプロジェクトオフィス内にあるセミナールームに集まった。この中には、8月末に実施された機材管理本邦研修でNHK本部や地方局を訪れた研修生も含まれている。
本邦研修に参加した研修生は、室井専門家との再会を非常に喜んでいる様子だ。室井専門家は、彼らにとって「先生」なのだ。
初回は室井専門家が議長となり、記念すべき第1回モーニングミーティングが始まった。「次回からはメンバーの中から議長を選んでもらい議事を進める。皆の積極的な参加を期待している」と述べ、室井専門家も嬉しそうだ。
今後、15分程度のモーニングミーティングが、毎朝行われることとなる。目的は、エンジニア・チームメンバーが、前日と当日朝の放送結果の共有を行い、メンバー間の意思疎通を図るためだ。
ミーティングの後には、室井専門家による講義(モーニングセミナー)が行われる。テーマは、デシベルやデジタルなど技術の基本的事項についてだ。ここで働く技術のスタッフは誰もが自由に参加し、学ぶことができる。
午後には、カメラ、VTR、スイッチャ—、オーディオミキサーの4つのグループに分かれて、マニュアル作成ミーティングが各チーム週1回行われる予定だ。それぞれのチームで、日常業務に沿ったマニュアルを作成し、マニュアルは今後の機材運用・管理の基本として使われる。
室井専門家の滞在期間は2ヵ月。「短い期間ではあるが基礎を固める重要な時期なので、充実したものにしていきたい」と話す。9月、10月は、SSTVRのエンジニア・チームにとって、活発な活動期間になりそうだ。

千田愛子(業務調整/民主化)

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ある日のモーニングミーティングの様子

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モーニングセミナー

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熱心にメモを取るエンジニア・チームのメンバー