ナカワ職業訓練センター

ウガンダ「ナカワ職業訓練プロジェクト」(1997〜2004年)

ウガンダは、1986年のムセベニ政権樹立以来、復興開発計画に基づき国家再建の途についたが、長期の内戦による技能労働者の不足は、同国の産業振興、経済発展にとって大きな阻害要因でした。ウガンダ政府は国内の人材育成を最重点課題とし、教育の再建、職業訓練及び雇用の問題に優先的に取り組んでいます。

JICAはウガンダの首都カンパラにあるナカワ職業訓練校において、訓練体制の整備、職業訓練コースの開設とその円滑で適切な実施、指導員の能力向上研修、産業界との連携委員会の確立等の協力を行いました。

現在、訓練の受講生の就職率は約90%にのぼります。訓練コースの中に企業での訓練を取り入れるなど、産業ニーズに見合った技術力を身につけて就職に直結させる方策が、企業に評価された結果です。また、ウガンダの運営予算不足を補うため、訓練校の施設を活用した自己収入事業を取り入れる等、運営費の一部を学校独自に生み出す工夫もしています。

さらに、UNIDO(国際連合工業開発機構)による「特定地域における零細・中小企業プロジェクト」との連携で、起業家育成研修も行っています。

こうして築かれた訓練能力を基盤として、これまでのプロジェクトの成果をより広範囲に展開させていくことを目指し、東南部アフリカ各国及び国内の他の職業訓練校指導員を、ナカワ職業訓練校に招聘し、指導技術の向上のための再訓練を実施しています。これにより、ナカワ職業訓練校における訓練生の育成のみならず、指導員養成を通じて、ウガンダ及び近隣国の人材育成に貢献しています。