南部スーダンでは、2005年の南北包括和平合意後、UNICEF等の支援を受け急激に就学者数が増加しており、2006年に約700,000人であった初等就学者は2008年には約1,300,000人となっている 。一方で、増加する就学者数に対して学校などの教育インフラや教員が不足するとともに、現在教壇に立っている教員の約65%が教員としての研修を全く受けておらず、また研修を受けた者であっても正式な教員養成課程を経たものは少なく、教科内容の理解や教授法の習得が十分でない教員が多い。
このように教員の質の低さが大きな課題となっている中、UNICEF等は基本的な教授技術を身に付けるための緊急…