プロジェクト概要

プロジェクト名

(和)橋梁維持管理能力向上プロジェクト
(英)The Project for Capacity Development on Bridge Management

対象国名

スリランカ国

署名日(実施合意)

2014年9月30日

プロジェクトサイト

スリランカ国全国
セミナー等の開催に際しては3州程度のモデル州を選定して実施する。

協力期間

2015年2月6日から2018年2月23日

相手国機関名

高等教育・道路省 道路開発庁 職員数 約3,000名
(うち道路開発庁 橋梁マネジメント・アセスメントユニット 15名)

背景

スリランカ国には全国の国道に約4,800の橋梁があり、道路開発庁(RDA:Road Development Authority)の維持管理部(M&M:Maintenance & Management Division)が、技術サービス部(ES:Engineering Services Division)の技術的な支援を受けながら、簡易な点検や清掃、補修工事等、一定の橋梁維持管理業務を行っている。

橋梁の状態に着目すると、全体的に経年劣化・損傷が進行しつつあるが、RDAによると2010年時点で橋歴50年を超える橋梁が全体の42%を占め、さらに2020年には橋歴50年以上の橋梁の占める割合は60%にまで増加する見込みとなっている。我が国をはじめとする先進国のこれまでの知見から、橋梁は建設後約50年を経過すると劣化が加速的に進行し維持管理予算が増大することが判明しており、スリランカ国においても効果的な維持管理方法を検討・確立することが急務である。このため、橋梁維持管理政策を実施するための枠組みとして、維持管理の組織体制・予算配分計画・技術力の組織的な向上が必要であるとともに、分析を行うための橋梁維持管理データベースの改善、橋梁の点検・補修工事等の橋梁維持管理実務の手引きとなるマニュアル類の整備、職員の技術力向上が求められている。

目標

上位目標

橋梁維持管理サイクルに則り、スリランカ全土でRDAが橋梁の維持管理業務を計画的に行えるようになる。

プロジェクト目標

橋梁維持管理能力に係わるRDAの組織能力が向上する

成果

成果1:橋梁維持管理政策が作成される。
成果2:RDA本部及び地方事務所(PD, CE, EE)の組織体制が再構築される。
成果3:橋梁点検及び診断マニュアルが改定される。
成果4:橋梁マネジメントデータシステム(BMS)が構築される。
成果5:セミナーやOJTを通じて、RDA本部及びモデル州地方事務所職員の技術的な基礎知識が深まる。

活動

1)ベースライン調査
2)橋梁点検
3)JCCおよびワーキンググループの開催
4)橋梁維持管理政策の作成
5)橋梁維持管理を実施するための枠組み作り
6)橋梁点検・診断マニュアルの作成
7)橋梁維持管理システム(BMS)の構築
8)研修及びOJTの実施
9)本邦研修の実施
10)供与資材の仕様決定・調達支援・運用計画の立案
11)定期モニタリング
12)広報活動
13)C/Pの人材育成計画の策定支援

投入

日本側投入

1)下記分野の専門家派遣
長期専門家:橋梁維持管理政策
短期専門家:橋梁維持管理計画、橋梁点検技術、橋梁診断技術、橋梁補修技術、システム/データベース、橋梁マネジメント
2)本邦研修
3)資機材(ポールカメラ、橋梁点検車等)

相手国側投入

1)カウンターパートの配置
2)執務室の提供
3)点検機材調達
4)ローカルコスト