スーダンでは1999年以降の石油採掘によってGDP成長率が6%以上で継続的に伸び、2007年には10.5%の成長率に達した。しかし、2008年に は原油の国際価格の急落により成長率は低迷し、現在、石油収入に依存する財政の建て直しが急務となっている。非石油輸出の大部分を占める農業セクターは GDPの約35% 、労働人口の約60% を占めており(2007年データ)、農業セクターは同国の開発の重要な鍵となっている。
その一方で、同国の農業生産は長期に渡って停滞しており、主要作物であるソルガム、小麦、ゴマ、綿花、落花生の生産量・収穫面積は停滞あるいは減少の傾向 である(1991年〜200…