2011年6月30日
プロジェクトも2年目を迎え、これまで一緒に取り組んできた稲作関係者の今シーズンへの熱意が高まっています。プロジェクトの稲作活動の拠点はゲジラ州と白ナイル州の2州ですが、ゲジラ州農業畜産自然資源省では今年に入り新たに稲作ユニット(課)を立ち上げ、普及員を始め、多くの職員が稲作普及活動に従事しています。昨年度は稲作栽培に携ることが初めてだった職員達もデモンストレーション圃場の管理などを通し、自ら試行錯誤を重ね、稲作栽培専門家による実地研修、そして「ウガンダ・ネリカ米振興計画プロジェクト」の協力により実施された陸稲栽培研修に参加し、皆自身を持って今期の活動に臨みます。
稲作課職員が中心となり、3月には圃場選びを開始し、4月から5月にかけて圃場の準備や資機材の購入など作業を進め、州内の6サイト(約14ヘクタール)の圃場が6月には整備されました。
これらの圃場は、以下3つの目的の圃場に分類されます。
急ピッチで整備が行われているゲジラ州ゲジラ大学内の試験圃場と種子生産圃場
ゲジラ州ゲジラスキーム内に整備されたデモンストレーション圃場で稲作課の圃場管理責任者らと現状や今後の作業を確認する後藤稲作栽培専門家(2011年6月)
ゲジラ大学内の圃場にて試験用の区画作りや播種作業の確認を行う稲作課職員と後藤稲作栽培専門家(2011年6月)
ウガンダ・ネリカ米振興計画プロジェクトの協力により派遣され、陸稲栽培研修を受けたゲジラ州農業省職員。精米所の視察風景。(2010年12月)