稲作活動と白ナイル州農業畜産灌漑省

2011年7月29日

プロジェクトの稲作活動の拠点であるゲジラ州同様、白ナイル州農業畜産灌漑省でも普及部の職員、普及員を中心として、雨季前のこの時期、今期の活動が本格化しています。同州は、白ナイル川の氾濫原を利用した伝統的な稲作を始め、スーダンの中でも特に稲作に関しては歴史と経験を持っています。ゲジラ州の職員同様、昨年はデモンストレーション圃場の管理、専門家による現場研修やウガンダのJICAプロジェクトでの研修を通して、より一層実践的な技術を身につけました。それらの経験や知識を基に、農民の収入増加や生活向上を目指し、今年も適正灌漑陸稲栽培技術の確立、そして稲作普及を目指し、猛暑の中、関係者一同、現場で農民と共に汗を流すシーズンがスタートしています。

同州では今期は、プロジェクトにより試験圃場と種子生産圃場(合わせて約5.5ヘクタール)活動が行われ、また、同州で活動を行っている「白ナイル砂糖公社」の圃場でも、連邦農業省・州農業省の監督の下、昨年以上の面積で、陸稲栽培が展開される予定です。

関係者は、圃場の近くに作った小屋に寝泊まりし、圃場を眼前に見ながら寝起きし、文字通り、稲と「対話」しながら、栽培管理を行います。

プロジェクト圃場も専門家を中心に、農業省の普及員らと共に可能な限りきめ細かい管理を行い、昨年以上の結果を得たいと皆一丸となって取り組んでいます。

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白ナイル川の氾濫原を利用した伝統的稲作

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整備中の白ナイル州におけるプロジェクトの試験圃場と種子生産圃場(2011年7月)

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圃場を眼前に見ながら寝起きし、栽培管理を行うための宿泊小屋(2010年7月)

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約840ヘクタールに陸稲の作付けが予定されている白ナイル砂糖公社の圃場(2011年7月)

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白ナイル州(エルファドス)の圃場にて農業省職員と播種前の整備作業を確認する後藤稲作栽培専門家(2011年7月)

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白ナイル州(エルファドス)の圃場にて後藤稲作栽培専門家と作業の確認を行う、稲作圃場の管理を担当する農業省普及員たち(2011年7月)