収穫祭、大盛況

2012年11月13日

11月13日、今年度もゲジラ州にて陸稲栽培の収穫祭を実施しました。ゲジラ州では9つの農民圃場サイトにてデモンストレーションを展開してきました。後藤・安藤両稲作栽培専門家の指導の下、ゲジラ州農業省職員である農業普及員と各サイトの農民が力を合わせて、陸稲の栽培に励みました。

今年度、最も結果の良かった圃場の一つ、ラハド灌漑地区のブロック9の圃場において、同州知事(前連邦農業灌漑省大臣)、同州農業大臣、センナール州農業大臣、堀江日本大使、ラハド灌漑スキームマネージャー、ARC(農業灌漑省の農業研究機構)関係者、農民、メディア等が参加し、収穫祭が実施されました。

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収穫祭実施の農民デモ圃場の陸稲稲作生育状況、全景

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収穫祭実施前日の農民デモ圃場、一部刈り取った風景(遠方は収穫際用テント)

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収穫祭前日に、農民デモ圃場を訪問し、コンバインを操作した後の連邦農業灌漑省大臣と中垣総括

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収穫祭前日に農民デモ圃場を訪問した連邦農業灌漑省大臣に収穫、精米したコメを説明する中垣総括

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収穫祭当日。農民デモ圃場でテレビ取材に答える中垣総括(中央)、堀江日本大使(左)

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収穫祭の農民デモ圃場でテレビ取材に答えるゲジラ州知事

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収穫祭の農民デモ圃場でコンバインを操作中のゲジラ州知事、横は堀江日本大使

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コンバインで刈り取った後の農民デモ圃場に繰り出した収穫祭に集まった人々

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収穫祭式典でスーダンの陸稲栽培との稲作分野開発について述べる中垣総括

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収穫祭式典会場の様子

収穫祭は、陸稲の栽培が始まったばかりのスーダンにおいて、陸稲の周知と宣伝が大きな目的です。当日は500人を超える人々が参加し、19社のメディアが取材に訪れ、テレビ・ラジオ・新聞にて収穫祭の模様が報道されました。
またゲジラ州を始め、プロジェクトが稲作を展開している6つの州からも普及員や農民が参加しました。実際の栽培の状況や刈り取りの様子、精米の様子をデモンストレーションで見せることによって、実地研修の場ともしています。稲がどのようにして白米になるのかを見たことのない農家にとっては貴重な経験となりました。