2014年11月5日
11月5日、ゲジラ州Farisデモ圃場で収穫祭が開催されました。スーダン側からは同州知事代行兼農業大臣、連邦農業省副大臣、ゲダレフ州の農業大臣が、日本側からは伊藤大使、JICAスーダン事務所の大竹次長も出席し、おおよそ350人の人々が参加しました。今年度の収穫祭は日本大使館によるプレスツアーも兼ねており、メディアは計27社(テレビ2局、ラジオ2局、新聞20社、その他3社)が取材に訪れました。
会場では収穫から精米までの一連の過程を実演しました。近隣の農民や他のデモ圃場の農民も訪れたため、稲作を知ってもらい広めるための良い機会となりました。
Farisデモ圃場の様子。コンバインハーベスターを操縦する同州知事代行と伊藤日本大使。
収穫されたばかりの籾に触れる同州知事代行兼農業大臣(腰をかがめ上下黒っぽい色の服)。
精米した白米を手に、伊藤日本大使、連邦農業省副大臣(大使の左)、同州知事代行(副大臣の左)。
ライスジュースを食する同州知事代行、連邦農業省副大臣、伊藤日本大使(右から3人目)ら。
圃場横に設置されたテント。収穫から精米までの一連のデモンストレーションの後、ここで各要人がスピーチを行った。
スピーチする伊藤日本大使。
会場となったFaris圃場の農家は陸稲栽培に取り組んで2年目でした。昨年は、日本人専門家や普及員に相談なしに生鶏糞を撒いて完全に失敗しましたが、今年、陸稲に再度チャレンジし、日本人専門家、普及員と協力しながら陸稲栽培を進めました。収量という観点ではゲジラ州の8デモ圃場の中でFarisが1番ではなかったのですが、再チャレンジして真摯に取り組むその姿勢を称え、今期の収穫祭の会場に選ばれました。
収穫祭でスピーチするFarisの農民。
Farisデモ圃場を担当した普及員チーム。収穫前の圃場の前で。
ゲジラ州の収穫祭については、当ウェブサイトの英語版ページに掲載しているNewsletter No.12にさらに写真などが載っています。