1.スーダンの2009年のGDP成長率は、世界経済の落ち込みや石油価格の下落などにより3.8%にとどまったものの、南北紛争が終結した2005年から2008年までは、石油開発等が牽引役となり、平均で9.0%の成長を維持した。しかしながら、失業率が高く(約17%)、この背景として産業界の労働需要を満たすことができる技能労働者が質、量ともに不足していることなどが指摘されている。 2.スーダン労働・公共サービス・人材開発省傘下の職業・徒弟訓練最高評議会(SCVTA)は、その法令「Vocational Training and Apprenticeship Act 2001」の中で、「職業訓練は生産性…