プロジェクトの開始です−ダルフールの人々を幸せにするプロジェクトSMAP−

2015年5月18日

契約上は3月23日よりプロジェクトが開始されたSMAP(注)ですが、4月は大統領選のため渡航自粛。出鼻をくじかれた形になりましたが、ようやく始まりました。5月18日、SMAPの責任機関である地方分権化最高評議会(HCDG)の大会議室に34機関130名を集め、キックオフ会議が開催されました。100人収容の会議場は、2階席に立ち見客ができる盛況。SMAPらしい華やかなスタートを切ることができました。会議のテーマは、ダルフールの人たちの幸せ。 SMAPの目標です。幸せ?援助案件らしからぬ目標です。でも、目標とは本来誰にとってもわかりやすいもので、みんなの気持ちを1つにするものであるべきなのです。ましてや、SMAPは保健、給水、雇用など異なる分野で、数百人の関係者に共通の目標を与えなければなりません。またSMAPは、日本人団員が遠隔操作でプロジェクトを運営するという特徴を持っています。主役は、現場で活動する州政府職員やコミュニティの人々です。誰もがプロジェクトに夢を持てる、それが幸せという目標です。参加者の1人が言いました、ダルフールの人々を幸せにするためには、まず自分が幸せにならなければならない。そのとおりです。この日は始終笑顔が耐えない会議となりました。順調な出足です。

(注)SMAP=プロジェクトの別称”Smart Public Service”の略

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幸せについて語る参加者