保健教育用の教材ができました

2016年6月1日

保健セクターでは、2016年8月からダルフール3州の15コミュニティで保健教育活動が始まります。教育活動に当たるのは、コミュニティに在住する助産師さんやヘルスプロモーターと呼ばれる保健ボランティアたちです。彼らはこれから2年間、家庭訪問や住民集会などを通じ、病気の原因や予防方法を住民と話し合うことになります。その際に彼らが使う教材ができあがりました。この教材は、連邦保健省が所有するマニュアルをSMAP向けに編集したもので、母子保健や環境衛生など21のトピックがカバーされています。SMAPの保健パイロット事業は、健康のためのコミュニティ・モービライゼーション。住民が問題を見つけ、自ら解決する力をつけることを支援します。病気に関する正しい知識を得ることは、その第一段階となります。ダルフールでは、いまだに伝統医療への信仰を持った人たちも多く、助産師さんたちの頑張りに期待しています。SMAPでは、住民に楽しく勉強してもらうために月1回の健康デーや健康フェスティバルなどのイベントも用意しており、これらを通じて助産師さんたちの活動を支援していく予定です。後日、その成果を報告できるのを楽しみにしています。

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印刷された教材を手にするSMAP保健チームメンバーたち。