地域に貢献する企業を目指し:徒弟訓練におけるOJT研修を実施

2017年8月15日

雇用セクターでは中小企業における徒弟訓練を通し、徒弟の技術力向上、零細企業の経営改善に資する活動を実施しています。効果的で効率的に徒弟の技術力を向上させるには、企業内でのOJT(実務を通して技術を高める訓練)が必要不可欠です。

OJTを実施する上では「見せる」、「伝える」、「実践する」、「確認する」の4つのステップがあります。
プロジェクトではそれぞれのステップにおける技術面と環境面(道具管理、環境整備など)について、零細企業経営者へのOJT研修を実施しました。2016年12月には、職業訓練における自尊感情を高める指導法についても研修を実施しており、本研修はその指導法を踏まえた内容となっています。

上記に加え、プロジェクトでは零細企業支援を通して、地域との信頼醸成を目指しています(下図)。
効果的にOJTが実施されることにより徒弟の技術が向上する。
それが自信となり徒弟の地域での態度が改善され、地域でのロールモデルとなる。
そして、企業が多くの徒弟を受け入れ、技術者として育成できるようになり、セーフティーネットとしての役割が増すことで、地域からの信頼が向上し、それが企業の業績にもつながる。
このような信頼を通した好循環を目指し、プロジェクトでは引き続き徒弟訓練を支援していきます。

【画像】

OJT研修を熱心に受講する経営者たち(西ダルフール)

【画像】OJTを通した地域貢献