“DARFUR BALADNA”イベントを開催しました

2018年2月1日

2018年2月1日、ダルフール紹介イベント“DARFUR BALADNA”を開催しました。ダルフールで事業を行う国連機関、国内外のNGO等24団体がブースを出展し、政府関係者、援助関係者、一般市民等約2000人が来場しました。

ダルフールでは様々な開発プロジェクトが実施されていますが、個々の協力、また、州政府と援助団体の関係は未だ強くありません。SMAPIIプロジェクトでは、援助団体が州政府の能力を見直し、協働が進めば、より効果的で持続的なサービスの提供が可能となると考えています。
また、平和構築にはスーダンの一般市民の理解と参加が重要ですが、ハルツームの普段の生活のなかではスーダン市民でもダルフールについてふれる機会が少ないのが現状です。

このため、
(1)カウンターパートである州政府機関とダルフールで事業を行う機関の協力関係を強化すること、ダルフールで事業を行う機関それぞれの相互理解を促進すること
(2)ハルツーム市民のダルフール開発に対する理解と関心を高めること
を目的として本イベントを開催しました。

イベントでは、さまざまな援助団体による活動紹介、ダルフール5州それぞれの文化紹介、伝統ダンスの演舞、ソーシャル・イノベーション・コンテスト等を行い、来場者の皆さまにダルフールの文化やダルフールでの事業を知ってもらうことができ、「このような一般市民を巻き込んだ大規模なダルフールのイベントはハルツームで初めてであり、とても楽しい」との声を聞くことができました。
また、カウンターパートからも「イベントのおかげで様々な援助機関と知り合うことができた。有名だけどダルフールで活動しているとは知らなかった援助機関を知ることができた」との反応がありました。

このイベントで生まれた繋がりを大切にし、活かしていけたらと考えています。

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展示ブースの様子

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ダルフール文化紹介ブースの様子