第2回合同調整委員会(Joint Coordinating Committee:JCC)の開催

2017年4月17日

第2回のJCCが4月17日にスーダン水資源・灌漑・電力省(MWRIE)で開催されました。このJCCにはMWRIE副大臣が出席され、約10名のメンバーが参加しました。協議に先立ち、MWRIE副大臣、JICAスーダン事務所の本村所長から挨拶が行われ、次にWRTO議長からプロジェクトの背景が説明されました。
このJCCの主要な目的は、プロジェクトを進めるにあたってこれまでの進捗を関係者に説明すること及びプロジェクトの重要事項である成果1:水収支解析手法と成果2:水問題分析途中結果について関係者から合意を得ることです。

まず、総括の中村専門家が発表し、会議の趣旨、プロジェクトの進捗概要が説明されました。次に各専門家から、プログレスレポート1について、概要、水収支解析、都市・地方給水、農業・灌漑・家畜、能力開発の各内容について説明が行われました。
その次に、プロジェクトの重要事項のうち、成果1の水収支解析手法について、1)表流水ポテンシャル解析手法、2)地下水ポテンシャル解析手法、3)水需要予測手法、4)水収支解析手法、5)IWRM計画の対象10都市の選定基準、6)パイロット活動の選定基準を、代表3名のC/Pおよび総括が説明しました。さらに、成果2の水問題分析結果について、各関係機関の問題分析結果を8名のC/Pが説明し、最後に山根専門家がIWRMの方向性について説明しました。

各説明のあと、各種議論が交わされ、調査団から提案した水収支解析手法および水問題分析結果について関係者から合意が得られました。また、“スーダン側C/Pのプロジェクト活動への主体的な取り組みからC/Pの能力強化の効果が感じられ、引き続き、現在のC/Pの主体的取り組みを続けて欲しい。”との意見を副大臣から頂きました。

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会議の模様

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会議の模様

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JCCでの議論の様子

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日本側専門家からの説明の様子