2010年3月11日
左より、プロジェクトダイレクター、イドリブ県保健局長、アレッポ県保健局長、JICAシリア事務所プロジェクト担当所員
郡保健事務所長によるプレゼンテーション時の会場の様子
アレッポ県保健局とイドリブ県保健局の共同主催という形で両県の保健局長がホストとなりオリエンテーションワークショップが開催されました。会場がアレッポ県医師会館であったことからアレッポ県医師会会長も列席し、格式ある盛大な会となりました。アレッポ県、イドリブ県の他、オブザーバー参加であるラッカ県および首都ダマスカスからの関係者に加え、マンベジに配属の青年海外協力隊4名も参加し、総勢59名の参加がありました。
まず、オープニングのスピーチの後、プロジェクトチームによってビデオによるフェーズ1の実績紹介とフェーズ2の計画が紹介されました。その後、すでに完了した保健施設調査の結果概要報告、それから青年海外協力隊4名による活動報告がありました。
後半は、郡保健事務所長によるプレゼンテーションが行われました。これは合同PTCの際に実施することが決定したもので、各郡の特徴、2009年の実績、2010年の計画、などの内容が含まれています。郡の保健行政計画作りの最初のキックオフの機会となったことに加えて、彼らの現在の分析・計画・プレゼン能力を把握することもできたので、一定の成果をあげることができたと思われます。今後、各郡のワーキングチームにおいて具体的な作業を進め、2010年5月の研修において最終的な各郡の2010年計画をとりまとめる計画です。