アウトリーチ保健教育活動

2010年11月1日

シリア側カウンターパートは、各郡の年間保健計画に基づき、行動変容アプローチとしてアウトリーチ保健教育活動を実施しています。日本人専門家チームはこの一連の活動のモニタリングを行っており、その一環で、11月1日にハンシフーン郡タマーナのバース党事務所において開催された、イドリブ県のリプロダクティブヘルス(RH)課長とハンシフーン郡保健事務所によるアウトリーチ保健教育活動に参加しました。女子高校生と教師を中心に、参加者は約80名にのぼりました。この活動は、宗教指導者のシェイク・ハサン・シャルタ氏による、イスラム教の視点からみた家族の健康と幸福に関するスピーチから始まりました。その後、Dr. サナ(イドリブ県RH課長)が、思春期の成長、10代の健康といくつかのRHに関するトピックについて、1時間の講演を行いました。講演の後、女子高校生からは妊娠、家族計画などに関する事柄まで含むさまざまなRHに関連する質問が続きました。このセッションは、郡保健事務所、バース党事務所とハンシフーン郡に所在する女子高校とが、協同で企画・実施したものです。このことから、様々な地域の組織が、郡保健事務所やプロジェクトとの連携に関心を示していることが分かります。

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参加者でぎっしりと埋まった会場

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熱心に聞き入る女子生徒たち