郡保健計画策定ワークショップ開催

2010年11月25日

2010年11月23から25日

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新しい郡保健事務所の役割を期待するアレッポ県ヘルスケア部長のスピーチ

「郡年間保健計画2010」に基づく活動成果を振り返って共有するとともに、「郡年間保健計画2011」を準備することを目的として、郡保健事務所の幹部を対象とした「郡年間保健計画のためのワークショップ」が11月23〜25日に開催されました。ワークショップの主なプログラムは、1.2010年度計画に基づいた成果のレビュー、2.2年次のプロジェクト計画とPDM指標の説明、3.2011年度計画を準備する際の留意点、4.2011年度計画の議論と策定、により構成されています。ワークショップを通じて、(1)各郡は1年次終了以降、2010年計画に基づいた活動において着実に成果を上げていること、(2)いくつかの郡は、郡のキャパシティを勘案して、2010年計画を改訂するとともに、すでに2011年計画を立案していること、さらに(3)以前の発表と比較してプレゼンテーション能力が向上していること、などさまざまな角度から進展していることが明らかになりました。

郡保健事務所のレポートやワークショップでの議論を踏まえて、日本人専門家チームは以下のような改善すべき点を指摘しました。

  • 研修とスーパービジョンの有効性をモニタリングすること
  • 定量的指標によりエビデンスに基づいた結果を提示すること
  • 民間セクターや地域社会との持続可能なパートナーシップを構築すること
  • 各種供給システム(避妊具、消耗品、記録台帳等)を強化すること
  • 郡レベルでの財源を確保すること

このワークショップの後、各郡保健事務所は、事務所の運営能力検証と運営計画の部分を強化することを念頭に置いて、2011年の年間保健計画を更新していくことが求められます。

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積極的に発言するマンベジ郡保健事務所長

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マンベジ郡のグループワーク

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デルハーフェル郡のグループ発表