JICA調査団がプロジェクト活動を視察

2010年12月14日

2010年12月13日から14日

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ハンシフーン郡保健事務所での協議風景

JICA調査団(JICA中東・欧州部の田中氏、人間開発部の武村氏、シリア事務所の松岡氏の3名)が、12月中旬にプロジェクトサイトを訪問しました。調査団メンバーは、主要なカウンターパートである、Dr. アマルタラス、アレッポ県のDr. ワダ、Dr. リカ、イドリブ県のDr. ヤセル・Dr. サナらとも会い、協議しました。

12月13日、ハンシフーン郡を訪れた武村氏は、郡の状況やプロジェクト活動についてイドリブ県ヘルスケア部長や郡事務所長らと協議するとともに、テ村の幼稚園における保健教育のセッションを視察しました。12月14日にはアルバーブにおいて、調査団メンバー全員が、アルバーブ郡保健事務所で開催された「Friend of (SAHA)(健康の友)」の会合に参加するとともに、郡事務所による「年間保健計画」に基づいた彼らの活動実績の報告を受けました。その後メンバーは、キバシーン保健センターやタフレ村の小学校で行われた保健教育セッションも視察しました。

アルバーブ郡保健事務所は、さまざまな地域組織と共同で1年次に「Friend ofSAHA」を設立しました。調査団は、これらの地域組織が、地域教育活動を実施することに対して、いかに高いモチベーションをもっているか、また地域社会でそのような活動を組織するに当たり、いかに高い能力を持っているかを理解したようです。その一方で、地域の保健教育を行っている人たちの中には、リプロダクティブヘルス(RH)に関するメッセージが間違っていたり、伝え方に問題ある人も散見されたとの指摘もありました。

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テ村の幼稚園で実施された教育セッションの参加者

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アルバーブ郡保健事務所での協議

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キバシーン保健センターでの教育セッション