アレッポ県、ラッカ県合同の灌漑普及員(Water Extensionist)研修が行われました

2009年6月10日

写真5月24日から5日間、アレッポ県、ラッカ県合同の灌漑普及員(Water Extensionist)研修が行われました。WE研修は農家調査、灌漑システムデザイン、普及教材作成、普及活動の4つのコースから構成され、それぞれ5日間の研修を受けることでプロジェクト公認のWEとなります。今回はこの研修コースの1回目で、農家調査の方法、質問票を作り実際に農家相手に調査を行うという研修が行われ、アレッポ、ラッカ各県からそれぞれ11名ずつ、合計22名が参加しました。今回の研修では中央の研究機関であるGCSARと普及局のCPがそれぞれ講師を務め、フェーズ1で研修を受けたハマ県の灌漑SMSがアシスタントとして参加しました。

写真:研修風景

今回はフェーズ2で新たに加わった2県での初めての研修であり、シリア側主導を基本としつつ、日本人チームも何度か現地へ足を運び準備を行った結果、参加者の満足度の高い充実した研修となりました。講師の役割は立派にこなしたCP達でしたが、実際に農家を訪問する際には交通手段の手配が不十分で、その場で乗り合いバスをチャーターするなど綱渡り的な運営も見られ、段取りの面ではまだまだ改善の余地がありそうです。

写真6月10日には今回の研修に関わった中央、地方のCPが集まり反省会を行いました。反省会では、研修員たちへ行ったアンケートの結果や研修前後に実施した同じテストでの正答率の推移などのデータを基にCP達と意見交換を行いました。研修員たちへのアンケートからは、実践的な研修だったという感想や質問票の必要性がわかったといった声が聞かれました。CPたちからは、ラッカ県での主要な灌漑法である地表灌漑についても講義内容に入れるべきといった意見や、研修員の年齢層が高い、研修員でないオブザーバーの参加が多すぎる、オブザーバーが多いのはマイナス要素ではない等々、様々な意見を聞くことができました。

写真:集合写真