バンコク都は1千万近くの人が住み、タイ全体の24%の温室効果ガスを排出している。また、バンコク首都圏から排出される温室効果ガスは、他の先進国の都市と比較しても高いレベルであり、アピラック知事(現タイ首相)のもと、削減に向けた積極的な取組みを展開してきた。バンコク都は2007年5月、気候変動問題に真摯に取組むことを宣言、2007〜2012年の5年間で温室効果ガスを15%削減することを目指してアクションプランを採択している。
しかし、バンコク都における気候変動問題への取り組みは始まったばかりであり、十分な知見・経験が不足していることから、日本に対して支援の要請があり、2008年度採択…